~ 被災時の応急処置講習会 ~8/9(火)
「災害時に女性ができる救急法」と題して「能美市ふるさと交流センターさらい」にて開催されました。
講師は石川県赤十字救護奉仕団の北村裕一氏・・・東日本大震災の防災ボランティアとして、つい先ごろまで東北の方に派遣されていた方です。
それまでにも国内各地の地震や豪雨の災害時の被災地において、救護活動を行っていらっしゃいます。日焼けした逞しい腕がまず目に入り、頼れる方だという印象を持ちました。
先ず、身近なところから毛布を担架代わりに使った搬送の練習です。横たわった人を毛布の真ん中に乗せるように端を折り曲げる、というちょっとした工夫が必要なことも、実際やってみるとよく分かります。
毛布は災害時に必ず要るもので、少なくとも2枚を、敷く、被ることに使う。体の保温のためには、着物を着るように体に巻くことが重要。
次にケガをしたときの、応急処置として、傷口をティッシュで覆うのは絶対にダメ、とのこと。布が良いそうです。汚れが気になるならライターでさっと消毒すると良い。ストッキングが包帯代わりに重宝するそうで、頭の傷に布を当てて、その上から被るのに良く伸びて丈夫。他にも腕を吊ったり、と本当によく間に合うことを学びました。
災害時に女性が出来ることは沢山あります。何より女性の被災者の不便さは女性でなければ分からない。処置をしている女性の周りを囲って周りの目から隠す、といったことは、その場で自分たちでできることです。
どんな場合も一人ではなく、皆でする、という助け合う気持ちが大切。
自分たちもいつ被災者になるか分かりません。自衛隊やボランティアの方にしてもらうだけではなく、自分たちができることはどんどんやっていかなければ、と思います。この日お聞きした応急処置法を役立てる事態が起こらないように願うばかりですが、大変良い勉強をさせていただきました。